北浦和の家
この大きなウッドデッキは、居間の床と同じレベル。居間の延長として使います。
バルコニーの南側隣地にズラリと並ぶ2階建ての家・家・家・・・。この家々をかわし 東西に細長い敷地に “如何にして1階まで 日の光を入れるか?”がこの家の最大のテーマでした。
老後の足腰の衰えを考えると、生活の中心を1階に置きたいという、お施主さんの要望から、居間等を2階に配置する逆転のプランはありえませでした。
そこで 東西に細長い建物の南側を 全て吹抜にすることで1階まで充分に日差しが入るような空間構成としました。
さらに 南側の地面は 建ち並ぶ隣家の影となり ほとんど日が当たらず、いつも 暗い日影の庭を眺めなくてはなりません。
そんな悪条件を解消するために1階の床と同じレベルにウッドデッキを設けることで 地面より高い位置で日の当たる床面を創りました。
そのウッドデッキは 吹抜から日が差し込む明るい居間と 一体で使える場であり 地面の庭と同じように活用するために出来る限り 大きく、 大きく創りました。
そこでは 日向ぼっこをしたり、大勢集った時には バーベキューも出来るでしょう。また、室内犬の散歩エリアになったりします。
南側全てが吹抜。
南側正面に隣家が並んでいても十分明るく、陽の光が入ります。
上部吹抜から真南の陽射しが差し込みます。居間・食堂・小上がりの和室が一列に連続し、気持ちの良い明るい空間を創っています。温水床暖房が全面に組み込まれています。
大工さんの造ったオーダーメイドキッチン。天板をステンレス屋さんで加工してもらい、IH、レンジフード、食器洗浄乾燥機は、メーカーから購入。
2階インナーバルコニーで日向ぼっこ。洗濯物は、外から見えないよう木製の手摺が視線を遮ります。
家の東側にある書斎。早朝から朝日をあびながらの仕事は、とても晴れやか!
西側外観。左側の屋根は、北側斜線によって勾配が決まっています。